対談

Talk

「人」への支援が北海道のみらいを拓く

北海道みらい経営アカデミーを活用していただき人材育成に力を注ぐ企業幹部と、北海道の人材育成の未来を語り合いました!

コクヨ北海道販売株式会社
取締役 管理本部 本部長 増田 順 氏

みらいコンサルティング株式会社
札幌支社長 祐川 渉

大丸株式会社
経営企画部 部長 北村 晃一 氏

みらいコンサルティング株式会社
札幌副支社長 辻口 賢

“人材の流出” “世代間コミュニケーション問題” “若手社員の定着率” “後継者不足”…
北海道の多くの企業が抱える人材育成の課題

辻口 北海道内企業の経営支援をさせていただいている中で、「人材の採用や育成」に課題を感じている企業がとても多いと感じます。北村さんや増田さんは課題として具体的に感じていることはありますか?
北村 北海道は人口減少率が高いと言われています。しかし、人の質が劣っているわけではありません。北海道で学んだ学生が本州に流出してしまうのではなく、そのまま北海道に魅力を感じて働いてくれるよう、企業側がもっと頑張って北海道で働く意味を作っていかなければならないと感じています。
増田 最近特に、世代間のコミュニケーションの難しさを感じるようになりましたね。若い社員がこれまでの慣習に無いことを言ったりすると既存の社員はどうしても反対したくなりますが、それが実は大事なことだったりもします。風通しを良くして相互理解ができるように開放的なオフィスのレイアウトに変更したり、若手中心のプロジェクトを立ち上げたりするなど、色々と取り組んでいるところです。
祐川 増田さんの会社も北村さんの会社も、人材育成への課題に対して意識の高い取り組みをされていると感じます。私の専門はM&Aなのですが、手がけているM&Aのおよそ9割が後継者がいない状況で、実は北海道は日本一経営者の高齢化が進んでいると言われています。高度成長期に社長が先陣を切って成長させてきた会社が、ふと気がつくと周りに経営幹部が誰も育っていなかった、という事例は多いんです。こういう状態にならないためにも、幹部育成、人材育成は企業が今こそ全力で取り組まなければならない課題だと感じます。

多種多様な企業の人材が集う「北海道みらい経営アカデミー」
多様性を理解することが社員さんの成長の場に

辻口 北海道みらい経営アカデミーでは、道内企業の人材育成に寄与するべく、多彩な育成プログラムを用意しています。北村さんの会社からは述べ100名を超える社員の方が受講してくださっていますが、最初はどんな理由から参加しようと思われたのですか?
北村 一番の理由は、他の企業の方とのコミュニティができるという点です。弊社は業歴の長い会社ですので、そこに根付く独自の価値観が若手の成長を阻害している部分があるのではないかと感じていました。他の会社の方の考え方に触れることで、若い社員たちが新しい価値を見つける視点が持てるのではと思ったのです。現在は、内定者の段階からお世話になっています。アカデミーは「多様性」に触れられる貴重な場。社内の研修では決してできない部分があります。
祐川 北海道の中小企業だと新卒入社が1人や2人ということもありますし、同世代の社会人同士の交流の場として活用いただくことは多いですね。
増田 新卒採用は、会社としてもかなり頑張っていますが大変です。「こうしたアカデミーを利用して社員教育に取り組んでいますよ」と学生さんにアナウンスすると、学びたい意欲のある人材の興味をひくこともできます。
祐川 採用活動は多くの企業がご苦労されています。また頑張って採用しても「育て方がわからない」という企業も多く、その結果早期退職という残念な結果も少なくありません。アカデミーの新入社員コースでは、マナーやスキルなどの基礎的なことだけではなく、自分の会社の良い所について先輩や経営者にインタビューしてレポートを作り、最終回には社長に来ていただいて、新入社員がこれから会社をどうしていきたいのか、どんな自分になりたいかを伝えるプレゼン大会をやります。自分の会社に誇りを持ってもらうと同時に、経営者にとっては若い人たちの本当の力を知る好機会になると考えています。
辻口 それから、新入社員ばかり研修で勉強しても社内に共通言語がなければ定着していくのは難しい面もあります。若手、幹部の双方に対しての教育が相乗効果をもたらします。学んだことを社内に伝えていく動機付けにもなりますし、それがうまく回れば、次第に会社全体としての価値観が共有され、良い社風がつくられていくのではないかと思っています。

「定額制」で「続けられる」人材教育
経営支援のプロが設計する今必要なプログラム

増田 アカデミーでは道外からの講師が多く、北海道ではなかなか聞けない講義が多いですね。「月額定額制」という仕組なので参加しやすいのもメリットです。年間の教育費の予算立てもしやすい。
北村 魅力的なコストであることは同感です。費用は会社が負担しているので、部署としては積極的に送り出すことができます。上司から見て部下の不得意な部分に合致するセミナーがあれば、行ってみたらどうかと勧めてもらうケースもあります。
辻口 アカデミーでは新入社員コース・2、3年目向けのコース・リーダーコース・営業マン向けコース・働き方改革コース・社会人の教養コースなど、様々なプログラムをアンケートを参考にしながらこれらからも増やしていく予定です。アカデミーに何かご要望はありますか?
北村 みらいコンサルティングさんの観点で選んでもらえるのがベスト。経営支援をやっている会社なので今の経営に必要な最先端のニーズが反映されていると信頼しています。要望としては、とにかく今後も続けてほしいということ。今の若い世代は学校的に教えられることは大得意。現場で学ぶより吸収率が高いと思います。
増田 やはり同じく継続してほしいです。社内ではアカデミーで学んだ内容を周りの社員に発表する機会を作ったり、学んだことを業務で活かせているかというのも評価対象に入れています。研修を受けたことで満足するのではなく「研修を活かす」ところまで考えて社内の仕組みを作っています。

北海道経済を共に盛り上げていきたい
「人」は企業が考え続ける最重要テーマ

北村 我々世代が育ったやり方で、今の世代を育てようとしても間違いなくやっていけません。違う価値観を持った人同士が、相手を尊重して価値観を理解しあう場をどうやって作っていくかが人材育成担当としての役割だと思っています。
増田 そうですね。「若い世代は何を考えているかわからない」と決めつけずに上質な教育を継続していくことが必要です。それこそが企業の発展につながり、そして北海道の活性化につながっていくと思います。
辻口 北海道はポテンシャルの高い土地です。でも、この環境の使い方、北海道をどのように世界に誇る場所にしていくかという部分は、まだまだ考える余地があるように感じます。その発想を持つ人材の育成が北海道には必要不可欠。単なるテクニックやノウハウの教育プログラムではそうした人材は生まれません。私たちみらいコンサルティングに集まる最先端の情報と経営の最前線のニーズを照らし合わせながら、新たな価値を生み出すことができる人材育成プログラムを実現してまいります。
祐川 みらいコンサルティングは今、「Co-Creation=共創」というテーマを掲げ、人と人、組織と組織が共に新たな価値を生み出していく経営のあり方を支援しています。この北海道の新たな価値を、お二人のような「人こそ力」と考える企業経営者、幹部の皆様と一緒につくりあげていきたいと考えています。これからもよろしくお願いいたします!

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